海外での使用は手数料に注意

海外での使用は手数料に注意


海外旅行する際にはクレジットカードを1枚は持っていたほうがいろいろと便利だと思います。
国際ブランドのクレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club)と呼ばれる、世界共通で利用できるカードであれば、
滞在先で現金が無くなった場合にもカードで支払いすることができます。

ただ、ここで注意するところがあります。
海外で国際ブランドのクレジットカードを利用する場合、日本で使用するときと違い、外貨での事務処理手数料がかかります。

国内で利用する場合は分割、リボなどを除いて、利用した金額がそのまま請求されますが、海外でクレジットカードを利用した場合は、当然「円」での計算ではなく、利用した日の外貨レートでもありません。
請求レートはカードの利用時点では確定しておらず、クレジットカード会社に使用情報が到着した日のレートで換算となります。

さらに注意してほしいのは、クレジットカード会社のレートには、
「事務処理手数料」が加算されていますので、
仮にクレジットカード会社に使用情報が到着した日のレートが1ドル100円だとしても、基本手数料の「約1.6% の事務処理手数料」を加算すると、
101.6円となり、100ドルの買い物であれば 10,160円の請求額という計算になります。

手数料はクレジットカード会社によって異なります。
ステータスが高い国際ブランドの場合、手数料が高めに設定されていることが多く、
VISA、Masterだと1.63%、JCBで1.60%となり、American Expressは2%の手数料となります。

なお、米ドル建て「トラベラーズチェック(以下TC)」を買う場合のレートは銀行間取引レート(TTS(対顧客電信売)レート、TTB(対顧客電信買)レート)+1円となり、プラス発行手数料が1%になるのでので、約2%が銀行間取引レートに上乗せされることになります。

日本の銀行で外貨両替をした場合は、通常銀行間取引レート+3円となります。
日本で外貨現金に換金する以外には、現地で空港などの換金所(場所によってかなり差があります)で換金することが一般的だと思いますが、TTMに手数料が上乗せされたレートでの取引となり、国内同様に換金手数料が取られます。

また、現地で使いきれなかった外貨を帰国後、日本円に戻すときにも手数料が取られるので、TCも同じで二重に取られることになります。
つまり帰国後、すっかり熱も冷めた頃に請求されるので少し損したような錯覚はありますが、「銀行間取引レートに約1.6%上乗せ」のクレジットカードを利用することが実は1番お得ということになります。

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